平成28年度 雪原風景(冬の田んぼアート2017 with Simon Beck's Snow Art)
サイモン・ベック氏によるスノーアートが再び登場! 「アートの二毛作」を目指して
・開催期間/2017年2月9日(木) 10:00~17:00(制作風景の公開) 10日(金)~12日(日) 10:00~17:00 延べ4日間
・スノーアートのライトアップ/2017年2月10日(金)~12日(日) 17:00~21:00
・場所/第2田んぼアート会場(道の駅いなかだて「弥生の里」内、弥生の里展望所周辺)
青森県はサイモン氏によるスノーアート制作・公開を重点枠事業として平成27年~28年度の2か年度実施することとし、昨年に引き続き村と青森県中南地域県民局は共同開催で「冬の田んぼアート2017」を開催しました。
スノーアートの制作については、平成27年~28年度の2か年で、青森県が招へいしたサイモン氏から地元有志がスノーアート制作に係る技術指導を受け、3年目以降にスノーアートを独自制作する計画とし、「冬の田んぼアート」についても、村の新たな冬季観光の目玉として村単独で開催する計画としました。
前回開催時の気候変動の影響や、来場者の皆様から寄せられていた要望などを受け、開催期間を4日間に設定し、スノーアートはイベント開始と同時にサイモン氏の制作風景から公開しました。また、好評だったライトアップは点灯時間を拡大して実施しました。
サイモン氏は、イベント開催初日の9日9:00頃から第2田んぼアート会場の田んぼでスノーアート制作を開始し、約11時間をかけて昨年よりさらに広大で緻密なスノーアートを描かれました。また、サイモン氏は来日後、イベント終了時まで村に滞在して降雪によるスノーアートのメンテナンスも行いました。
サイモン氏の創作意欲は止まることを知らず、2月11日には弥生の里展望所西側(岩木山側)へさらにスノーアートを拡張。夕方にはライトアップの照射方向を急遽再調整して点灯し、より広大になったスノーアートを公開しました。
「アートの二毛作」を目指した冬の田んぼアート2017では「冬を楽しむ!雪と遊ぶ!」をテーマに、サイモン氏によるスノーアートビギナー講習をはじめ様々な体験プログラムも同時開催しました。開催期間中、比較的天候は落ち着いており、昼夜ともに多くの方々がスノーアートの見学に訪れ、弥生の里展望所には延べ5,927人が入館しました。
2018年のスノーアート独自制作を目指して
2017年1月、2016年に指導を受けていた地元有志を中心に、2018年以降の村における「冬の田んぼアート」単独実施に向けたスノーアートの独自制作を目指して、「スノーアーティスト集団 It's OK.」が結成されました。
一般参加者向けワークショップで行ったスノーアートビギナー講習とは別に、It's OK.を中心としたエキスパート講習も行い、サイモン氏は制作指導をしながら、弥生の里展望所南側に参加者らとコラボアートを制作しました。開催期間中は降雪に見舞われるものの、コラボアートを制作した彼らとともにスノーアートのメンテナンス(スノーシューによる踏み直し)を行い、イベント終了時までスノーアートを維持しました。
サイモン・ベック氏 | 2月9日、スノーアートの制作を開始 |
制作は約11時間におよび、終盤はサイモン氏からの呼びかけにより、It' OK.のメンバー1人が制作に途中参加 | |
スノーアートのテーマは「ラヴァーズインブレイス」(恋人達の抱擁) | |
11日、サイモン氏は展望所西側へさらにスノーアートを拡張 | |
10日、サイモン氏とIt's OK.によるコラボアートを展望所南側に制作 | コラボアートはサイモン氏が得意な「円」と津軽地方の「こぎん刺し」をモチーフに制作 |
キャンドルナイト/津軽アーティスト集団音蔵家族 | |
MAJIO presents ライステーションプロジェクト/弘前市出身でアーティストのMAJIO氏が弘南鉄道田んぼアート駅をペイント |
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ライステーションワークショップ/参加者が描いた“お米ボード”283枚をMAJIO氏監修のもと田んぼアート駅に展示 | そり遊び |
雪が舞うスノードームづくり/NPO法人harappa | 土器を食べちゃえ!土器型クッキー「ドッキー」づくり/お菓子づくり考古学者ヤミラ |
イグルーづくり/岩木山自然学校 | 棒パンづくり/岩木山自然学校 |
雪の土器づくり/「田園」未来を築く会 | ハートのいちご飴づくり/りんご飴マン |
弥生の里凧揚げ大会/津軽凧一心会 | 第19回田舎館村子ども会雪合戦大会/田舎館村子ども会育成連絡協議会 |
11日や12日には降雪によるメンテナンスをサイモン氏主導のもと、It's OK.が実施 | |
スノーアートビギナー講習 | |
スノーアートエキスパート講習では、コンパスを使って線を描く方角を確認 |